オイルの清浄度は設備の寿命、装置・機器の性能に即座に影響を及ぼします。 システムを積極的に守るべく、オイル清浄度の常時監視は昨今重要度を増しています。
ISO 4406-1999 (JISB9933-2000)またはNAS1638で定義されているオイルの清浄度の国際判定規格を採用。 この常時監視できるモニタを搭載することで、RMFシステムの「スマートフィルタ」は、”数値管理””濾過解決”2つの役割を果たします。
これまでは、「問題が生じてからオイルをボトルに採取して分析機関に依頼する」ことが多く、オイルを使用している機械装置の保守保全の考えからは非常に消極的なものでした。清浄度のボトルによる計測は、サンプル手法やボトルの清浄度による影響があり、正確な知識がないと運用できません。RMFスマートフィルタに清浄度モニタを接続し、常時監視しています。
RMFスマートフィルタ装着後は、清浄度モニタ(CMS)がオイルの濾過を行いながら、サクション(吸引)側からのオイルをリアルタイムで清浄度監視(計測)し表示します。この清浄度監視ポイントは、濾過対象タンクの清浄度で、タイムリーに正確なオイル清浄度の情報を得ることができます。
スマートフィルタの清浄度モニタCMSは、要求される清浄度管理レベルを常に監視します。
主電源スイッチ・非常停止ボタン・清浄度モニタのロガーや外部出力ポートなどが組み込まれています。
CMS-Viewは、お手持ちのパソコンで容易にインストール可能です(※一部パソコンに条件あり)。清浄度モニタに保存された計測テスト結果(最大4000テスト)をダウンロードしたり、清浄度モニタの計測条件を外部設定することができます。
パソコンとコントロールBOXは、USBケーブルで接続可能です。
CMSの全面パネル下部にはマルチカラーのLEDインディケーターが搭載されています。このインディケーターの色は、各種設定値に対し正常か警告状態かを示す設定が可能です。警告状態の設定値はシリアルインターフェイスからCMS-Viewを操作設定します。(オプション)
濾過機能(オイルフィルタ)を除いたシステムも製作可能。フィルターシステムをお持ちのユーザーやフラッシング判定にのみ利用したいというニーズに応えた製品です。システムのタンクを測定対象としたこのCMSステーションは、ポンプと測定を可能にする機械パーツとコントロールボックスで構成されています。320cStの高粘度ギアオイルにも対応したシステムです。