3Dフェーズ計測は、位相シフト法により立体部位の3D計測を実現し、これまで平面に限られていた工業用内視鏡計測の可能性を広げます。従来のシャドー計測、ステレオ計測に比べ特に深さ計測の精度が高く、従来工業用内視鏡では困難であった計測も可能となりました。3Dフェーズ計測ができる工業用内視鏡はGEしか供給しておりません。
3Dフェーズ測定の計測種類および各タイプのカーソル位置付けを具体的に説明します。
線形(ポイント-ポイント)測定
両方のカーソルを望む場所に置きます。
ポイントからラインへの垂直距離
最初の2つのカーソルを置いてレファレンスラインを定義します。第3のカーソルを測定場所からの垂直距離に置きます。
表面とポイントの上または下の間の垂直距離。摩耗、ずれ、および他の原因による変化の評価に使用します。 負の測定値はポイントが面よりも下にあることを示します。正の測定値は面上にあることを示します。
最初の3つのカーソルを置いてレファレンス面を定義します。第4のカーソルを測定場所から垂直距離に置きます。
特徴または欠陥の周辺に置かれた複数のカーソルを含む表面エリア。
3つまたはそれ以上のカーソル(最高24)を測定場所の境界周辺に置きます。
直線でない特徴または欠陥の長さ。
2つまたはそれ以上の測定カーソル(最高24)を置いて特徴に沿ったライン部分を作成します。
特定表面に対する目的エリアからの垂直距離のプロフィール。
2つの測定カーソルを目的エリアに隣接する平らな表面に置き、レファレンス面を作成します。
① 対象物を撮影
② 計測種類を選択しカーソルを図りたい位置に合わせることで最深点値を自動表示
③プロファイルビューにより形状把握が可能またカーソル間上各点の値を表示
④ポイントクラウドにより深さ、形状を点群により表示
⑤カラーマップにより深さを色で表現することが可能